これだけ読めば完璧!Google Analyticsの用語をわかりやすく解説
Google Analyticsのレポートを覗くと、なんだか聞き慣れない用語と数字ばかりで読み込む気になれないという方も多いと思います。
ひとつひとつの用語が何を意味しているのかを理解できれば、一段と読込しやすくなります。
この記事では、できる限り専門用語を抜きにして、基本的な用語を丁寧に解説していきます。
目次
ユーザー
ユーザーとは、「1人のユーザー」と解釈してしまいがちですが、Google Analyticsのユーザーとは「1ブラウザ」のことを指します。
例えば、対象期間において、ある1人のユーザーが同じパソコンを使ってGoogle ChromeとSafariからそれぞれサイトへアクセスした場合のユーザー数は「2ユーザー」となります。
同様に、パソコンのGoogle ChromeとSafariのほかに、スマートフォンのブラウザでもアクセスした場合は、同じ人物だったとしても「3ユーザー」となるわけです。
逆に、家族で共有しているパソコンを利用して、2人が同じブラウザを使って別々にアクセスした場合にも、実際に閲覧したのは「2人」ですが、ブラウザは1つなのでデータ上は「1ユーザー」となります。
一般的に、ユーザーは「ユニークユーザー(UU)」と表現されることもあります。
新規ユーザーとリピータ
ユーザーには、[New Visitor(新規ユーザー)]と[Returning Visitor(リピーター)]があります。
New Visitor(新規ユーザー)
過去2年以内にアクセスしたことのないユーザーが、対象期間にアクセスした場合のユーザー数です。
Returning Visitor(リピーター)
過去2年以内にアクセスしたことのあるユーザーが、対象期間にアクセスした場合のユーザー数です。
セッション
セッションとは、あるユーザーがサイトのいずれかのページにアクセスした瞬間からはじまる一連の流れのことです。
セッションの始まりと終わり
セッションの始まりは、ユーザーがサイトに訪れた瞬間になりますが、セッションの終わりはいくつかのパターンがあります。
- 30分間何も操作がなかった場合
- 日をまたいだ場合
- 異なる参照元、メディア、キャンペーンで訪問した場合
ページビュー
ページビューとは、サイト内のページが表示された純粋な延べ数のことです。
異なるページが表示された場合はもちろんですが、更新ボタンでページをリロードした場合や、ブラウザの戻るボタンで前のページに一旦戻った後、再度そのページにアクセスした場合もページビューとして計測されます。
ページビューは、広告収入を目的としたメディアサイトなどでは重要な指標として扱われています。
ページ/セッション
ページ/セッションとは、1セッション中あたりのページビューのことです。
[ページビュー÷セッション]で計算できます。
この指標は、サイト内での回遊性を測る指標として利用されます。
ページ/セッションが「1」に近づけば近づくほど、最初に訪れたページから自サイト内の他のページへの移動がないということになります。
この数値が低い場合には、サイト内での回遊性を高めるための動線の見直しなどが必要になるでしょう。
セッション時間
セッション時間とは、セッションの終了時間からセッションの開始時間を引いた時間になります。
この指標は、ユーザーのエンゲージメントを測る指標として利用されます。
セッション時間が長ければ、それだけじっくりとサイトを訪問してくれたというように解釈ができます。
直帰した場合のセッション時間は「0秒」になります。
平均セッション時間
平均セッション時間とは、対象期間における[総セッション時間÷セッション数]で計算されます。
直帰率
直帰とは、1セッションで1ページビューしかないアクセスのことをいいます。
つまり、サイト内のあるページに訪れたユーザーが、他のページを見ることなくブラウザを閉じるなどしてセッションが終了した状態です。
直帰率とは、全セッションに対する直帰したセッションの割合のことで[直帰セッション数÷全セッション]で計算されます。
離脱率
離脱とは、サイトの閲覧をユーザーが終了することをいいます。セッションが終了するということでもあります。
離脱率とは、セッションが終了したページにおける離脱の割合です。[離脱数÷そのページのページビュー]で計算されます。