ホームページの集客がうまくいかないワケとは?集客方法やコツを解説!
どんなに優れた機能やデザインのサイトでも、見てくれるユーザーが居なければ効果を期待することはできません。
つまりホームページの集客というのは、プロジェクトの成功に関わる重要なポイントということになります。
集客方法やコツについて正しく知ることは、ライバルサイトに差をつけることにも繋がるでしょう。
本記事では、
- すでにサイトを持っているが、集客が思ったようにうまくいかない
- これからサイト制作を検討しているので知識をつけたい
といった方に向けて、ホームページ集客のポイントを解説していきます。
よろしければぜひ最後までご覧になってください。
目次
集客できるサイトを作るためのコツ
集客できるサイトを作る上で必要なのは、「何故集客がうまくいっていないのか」を整理することです。
すでにサイトを持っている方は、以下で説明するポイントが押さえられているかチェックしてみてください。
これからサイト制作を検討している方は、ぜひこれらを参考にした上で戦略を練ってみてください。
それでは詳細を解説していきます。
ターゲットを明確にする
まずはターゲットが明確になっているかチェックしてみてください。
具体的には「ペルソナ設定が出来ているか」というのがこれに当たります。
「ペルソナ設定」とは、ターゲットユーザーの詳細な人物像を設定することです。
年齢や性別、職業や年収、性格や趣味趣向、考え方などを詳細に決めていきます。
この「ペルソナ設定」を行うことにより、ターゲットユーザーが明確化され、ユーザーに響くコンテンツを提供することが可能になります。
様々な人をターゲットにするという戦略は、一見すると最適であるように思えるかもしれません。
しかし残念ながら、実際の結果としては中途半端になり、誰にも響かないコンテンツとなってしまうでしょう。
それだけでなく、これから紹介する集客方法の一つである「広告での集客」においては、ターゲットが分散されることにより費用が無駄にかかってしまいます。
ターゲットユーザーを絞ることは、広告をユーザーに響くカタチで運用することにも繋がるでしょう。
ライバルサイトを意識した情報発信
「ペルソナ設定」によりターゲットが明確化されたら、それに基づいてコンテンツを提供していくことになります。
ここでチェックすべきなのは、
- ライバルサイトと似通ったコンテンツ設計になっていないか
- 自社の強みをコンテンツに反映できているか
という点です。
ユーザーは当然、ライバルサイトをリサーチして総合的な判断を持っています。
ありきたりな情報ではターゲットユーザーに興味を持ってもらえません。
他社にはない、自社ならではの強みを発信することを心がけましょう。
これにより、宣伝・広告の際にもユーザーの目に留まりやすくなります。
集客がうまくいかない場合には、「ターゲットの目を引く情報発信ができているか」、についてぜひ見直してみてください。
PDCAサイクルを回す
PDCAサイクルについてはご存知でしょうか?
簡単に言えば、業績達成のために提唱されたフレームワークです。
集客がうまくいかない要因の一つとして、このサイクルを回せていないことが挙げられます。
PDCAとは、
- Plan:計画・・・集客方法やターゲットの選定など
- Do:実行・・・コンテンツ作成や情報発信、広告など
- Check:点検・・・解析ツールなどを用いた成果の分析・評価
- Action:改善・・・「Check」から改善策を考案し、「Plan」に戻る
の頭文字であり、このサイクルを循環させることによって、継続的に業務の改善を行うことができます。
ホームページ集客では、一度取り組んだだけで成果を出すことは出来ません。
PDCAサイクルの考え方を用いて、諦めずに改善を行っていきましょう。
自社に合った集客対策
ホームページ集客には様々な方法がありますが、その中から自社に合った方法を選べているでしょうか?
有効な集客対策というのは、目的や業種によって変わってきます。
例えば、ローカルな内容のホームページであれば、SNSなどで宣伝するよりも、看板広告を出した方が良さそうです。
また、BtoC(一般消費者向け)なのかBtoB(企業向け)なのかでも変わってくるでしょう。
取り扱う商品の種類によっても違ってきます。
自社の目的やターゲットユーザー、サイトの特性を考慮して適切な集客対策を行っていきましょう。
では、具体的にはどういった集客方法があるのでしょうか?
以下で代表的なものを紹介していきます。
具体的な集客方法
ホームページ集客の戦略は、大きく分けて「短期型」と「中長期型」の2つがあります。
「短期型」では、即効性のある集客が可能であるが基本的に有料です。
「中長期型」では、基本的に無料ですが、効果が出るまで時間がかかったり、こちら側の工夫が必要になってきます。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、コストパフォーマンスを考慮して、時期や状況に応じて選定していく必要があるでしょう。
無料で出来る方法
プロジェクトの創業期であれば、まずは無料で出来る集客方法を試してみましょう。
この時期は予算が限られていますので、有料の方法にはリスクが伴います。
無料であれば安心かつ、運用次第では十分な効果を得ることが可能です。
まずは無料からスタートし、上手くいかない場合や、他に必要がある場合には有料の方法を試すと良いでしょう。
SNS
まずスタートダッシュとしておすすめなのが、SNSを使った集客です。
こちらは無料で出来る集客としては珍しく、運用次第では「短期型」の特徴である即効性のある集客を見込めます。
近年では、Twitter・Instagram・YouTubeなどのサービスが盛り上がりを見せており、決して無視できない市場であると言えるでしょう。
SNS集客のメリットとしては、
- 費用をかけずにすぐ始められる
- ユーザーに響けば拡散してもらえる
- 同時にブランディングにも繋がる
などが挙げられます。
多くのSNSが簡単にアカウントを作ることができ、その後すぐに利用することができます。
始めるためのハードルが低いことも、創業期のスタートダッシュとして適している点です。
また、投稿した内容がユーザーに拡散され、「バズる」ことが出来れば集客にとって大きなメリットになります。
この「バズる」というSNSならではの仕組みが、無料であっても即効性のある集客を見込める理由です。
さらに、SNSのアカウントを持つことによって、フォロワー数やいいねなどのユーザーの評価が可視化されるため、同時にブランディングにも繋がります。
たとえ「バズる」ことが無くても、すぐに結果が出来ないと諦めず、発信のコツを模索しながら運用を続けていきましょう。
そうすることで、「中長期型」の集客モデルに繋げていくことが可能になります。
一方、SNSの運用は、使い方を注意しなければデメリットになってしまう場合があります。
例えば、
- 投稿内容次第では炎上し、信用低下に繋がる
- 規約に違反するとアカウントが停止される
などが挙げられます。
SNSの運用に慣れていないと、何気なく投稿したことが炎上の火種になってしまうケースが想定されます。
過去の炎上案件についてリサーチするなどして、慎重な発言を心がける必要があるでしょう。
また、各SNSにはそれぞれに利用規約が存在しています。
規約についての理解が浅いと、ひょんなことからアカウントが停止されるため注意が必要です。
こうしたデメリットをケアしていければ、SNSは非常に効果的な集客手段と言えるでしょう。
プレスリリース
こちらも無料では珍しい「短期型」の集客方法になります。
SNSの運用と合わせて創業期におすすめの施策です。
プレスリリースは、新聞、雑誌、WEBなどのメディアに対して、自社の新規プロジェクトを文章で発表します。
ユーザーに直接発信するのではなく、メディアに取り上げてもらう、というのがSNS集客との違いです。
プレスリリースのメリットとしては、
- 費用をかけずに始められる
- 第三者発信であるため、信頼度が高い
- メディアとの関係を築くキッカケになる
- 同時にブランディングにも繋がる
などが挙げられます。
プレスリリースは、メディアが用意する取材依頼の窓口を使って、無料ですぐに発表できます。
テンプレートがネット上で配布されているので、文章の作成も簡単です。
自社の主観的なアピールではなく、メディアを通した客観的な情報がユーザーに伝わるため、信頼度が高いのが特徴です。
また、メディアと良い関係が築ければ、次の集客に繋げることもできるでしょう。
さらに、有名メディアに取り上げられれば、それだけで自社のブランディングに繋がることになります。
一方デメリットとしては、
- そもそも取り上げてもらえなければ集客ゼロ
- 掲載内容が各メディアの裁量に委ねられる
などが挙げられます。
プレスリリースは、すぐに無料で始められますが、自社の発表をメディアが取り上げてくれなければ集客には繋がりません。
ありきたりな商品だと取り上げてくれない場合が多いでしょう。
そのため、目新しい要素やアピールポイントを、魅力的に伝えるための工夫が必要になります。
また、掲載内容にこちらの意図が反映できず、メディアの裁量に委ねられる点も不安要素の一つです。
これらのデメリットは、有料で「PR会社」を利用することによりケアができます。
お金に余裕があれば検討してみると良いでしょう。
SEO
SEOの知識やノウハウに自信があるなら、こちらも無料で出来る施策となります。
そうでない場合でも、有料で外注すれば高い効果を期待できるでしょう。
SEO集客のメリットとしては、
- リスティング広告とは違い、クリックされても費用がかからない
- ユーザーから検索してきてくれるため、コンバージョンが容易
などが挙げられます。
SEOはリスティング広告などのように、ユーザーがクリックしたからといって費用が発生することはありません。
また、広告はユーザーにとって受動的なものですが、SEOではユーザーは能動的に検索してサイトを閲覧してくれます。
そのため、集客に限らずコンバージョンにも期待することが可能です。
一方デメリットとしては、
- SEOの知識やノウハウが無ければ結果が出ない
- 有料で外注する際は費用がかかる
- 施策に時間がかかる
- トレンドに合わせて定期的な見直しが必要
- アップデートで順位が下がる可能性がある
などが挙げられます。
SEOの世界は奥が深く、知識とノウハウが無ければ検索上位を取ることは難しいです。
外注という選択肢はありますが、当然費用がかかってしまいます。
また、たとえ知識やノウハウがあったとしても、SEO集客は施策に時間がかかる分野です。
さらに、「中長期型」の集客方法のため、結果が出るまで時間がかかる点にも注意しておきましょう。
他にも、トレンドの変化やGoogleアップデートなどによる順位低下と、それに対する定期的な見直しが必要となります。
デメリットが多いように感じますが、SEOは他の施策と比べて費用対効果が高いため、検討する価値は十分あると言えるでしょう。
有料の方法
続いては有料にはなりますが、短期集中かつ高い効果を発揮する集客方法を紹介していきます。
お金に余裕がある場合や、無料の方法では上手くいかなかった場合には、こちらを参考にしてみてください。
リスティング広告
リスティング広告は、クリックされると初めて費用が発生するテキスト形式の広告です。
具体的には、「Google広告」や「Yahoo!広告」がそれにあたります。
これらのサービスを利用することによって、SEOの上位記事の上に、「広告」として自社サイトが表示されるようになります。
少額から利用できることがメリットですが、クリックされるたびに費用がかかることがデメリットです。
そのため、使い続けるのはコストの都合上現実的ではありません。
利用を停止すると集客がゼロになってしまうため、他のサービスとの併用が必須となります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、テキストのみでなく、画像や動画などのビジュアルイメージをホームページ内に表示させる広告です。
バナー広告とも呼ばれています。
具体的には、「Googleディスプレイネットワーク」や「Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)」などがそれにあたります。
リスティング広告と同様、こちらも少額から利用できますが、クリックされるたびに費用がかかります。
しかしこちらは、リスティング広告と比べてターゲットの幅が広いのが特徴です。
リスティング広告のターゲットは、検索キーワードに興味や関心がある顕在層のユーザーです。
一方ディスプレイ広告では、顕在層は勿論、潜在層のユーザーにも訴求することができます。
リターゲティング広告を設定できるのも特徴です。
より効果が高い訴求を求める場合には、こちらも検討してみると良いでしょう。
SNS広告
SNS広告は、Twitter・Instagram・Facebook、などのSNSプラットフォームに表示させる広告です。
タイムラインなどの、ユーザーの目に留まりやすい場所に表示されるため、強力な集客を期待できます。
また、細かなターゲッティングが行えるため、より精度の高い広告展開が可能です。
課金の方式についても、「クリック課金」と「インプレッション課金」から選ぶことができます。
一方、購買とは関係なく利用しているSNSに、広告が「強制的に」表示されることを嫌うユーザーは多く存在します。
このように、ユーザーが受動的であり、場合によっては嫌われている状態では、周知はできてもクリックされにくい点がデメリットです。
とはいえ、潜在層の需要を掘り起こすことができるのは魅力的です。
資金面やリスクを考慮して、運用を検討してみると良いでしょう。
まとめ
本記事では集客できるサイトを作るコツとして、
- ターゲットを明確にする
- ライバルサイトを意識した情報発信
- PDCAサイクルを回す
- 自社に合った集客対策
といったポイントを解説してきました。
また具体的な集客方法として、
- SNS(無料)
- プレスリリース(無料)
- SEO(無料)
- リスティング広告(有料)
- ディスプレイ広告(有料)
- SNS広告(有料)
について紹介してきました。
これらのポイントと、自社に合った方法を押さえて、ホームページ集客に取り組んでいきましょう。
以上で本記事を終わります。
本解説がプロジェクトの成功に役立てば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。