Macのスクリーンショットをカスタマイズする方法
Macでスクリーンショットをとると、初期状態のファイル名は「スクリーンショット 2018-09-20 14.25.24」というように自動的にスクリーンショットの撮影日時がファイル名になります。
この日本語が混ざった画像ファイルをWordPressなどにアップロードすると、日本語の箇所が自動的に変換されちゃいますよね。それが嫌でわざわざ「スクリーンショット」という部分を英語にしていたりするかたも多いのではないでしょうか。
この記事では、スクリーンショットを撮った時に自動的に作られるファイル名の変更方法を書いていきます。
目次
スクリーンショットのファイル名を変更する
ターミナルを起動させます
まずはターミナルを起動させます。開発系のユーザーにはお馴染みですが、それ以外のかたにはあまり馴染みはないかもしれません。
右上の虫眼鏡をクリックして「ターミナル」もしくは「terminal」と検索しましょう。「ターミナル.app」というのが出てきたら、そのアプリをクリックして起動させてください。
ターミナルにコマンドを打ちこむ
ターミナルが立ち上がったらカーソル箇所が点滅していますので、「スクリーンショット」という文字部分を変更したいときには以下のコマンドを打ちます。
defaults write com.apple.screencapture name 変更したい名前
今回は「screencaptcha」という名前にしたいので、下記ののように入力してエンターキーを押します。
defaults write com.apple.screencapture name screencaptcha
正しくできていれば、スクリーンショット撮影時に「screencaptcha 2017-09-28 21.30.56.png」というようになっていると思います。
「スクリーンショット」というテキストを非表示にしたい場合
defaults write com.apple.screencapture name ""
元に戻したい場合
defaults write com.apple.screencapture name スクリーンショット
撮影時刻を非表示にする
defaults write com.apple.screencapture include-date -bool false
元の戻したい場合
defaults delete com.apple.screencapture include-date
スクリーンショットの保存先を変更する
続いて、初期状態では保存先がデスクトップになっていますが、それを任意の場所に変更する方法です。
ファイル名よりこっちのほうが需要はあるのかな。
保存先ディレクトリ作成 $ mkdir Pictures/ScreenShot 保存先変更 $ defaults write com.apple.screencapture location ~/Pictures/ScreenShot SystemUIServerを再起動し、設定を反映 $ killall SystemUIServer
保存先変更 $ defaults delete com.apple.screencapture location SystemUIServerを再起動し、設定を反映 $ killall SystemUIServer
スクリーンショットのウィンドウから影を削除する
Macのスクリーンショットには任意のウィンドウのみのスクリーンショットを撮影することもできます。
デフォルトでは、ウィンドウに影がついた画像が作られるのですが、影のない画像を作る方法です。
ターミナルに下記を入力しエンターキーを押します。
$ defaults write com.apple.screencapture disable-shadow -boolean true
これだけで影を消す設定自体は完了しているのですが、設定を反映させるためにはSystemUIServerの再起動をする必要があります。
同じくターミナルに下記を入力してエンターキーを押します。
すると、SystemUIServerを再起動され、設定が反映されるようになります。
$ killall SystemUIServer
影ありに戻したい場合には下記の通り入力しエンターキーを押します。
$ defaults write com.apple.screencapture disable-shadow -boolean false