ドメインやスラッグに日本語を含んだURLをつかわないほうがいい理由
2001年からはじまった日本語ドメインですが、URLに日本語を含んでいるかいないかはSEOの観点からは結果はまったく変わりません。ただし、わたしは日本語を含むURLはおすすめしていませんので、その理由を解説します。
目次
日本語ドメインとは
2001年に登録がはじまった日本語ドメインは、2013年5月時点において、「.jp」ドメインの約90万件のうち約12万件が日本語ドメイン名でしたが、2018年3月時点では、約100万件のうち約10万件にまで減少しています。
弊社のドメインは「https://296.co.jp」ですが、日本語ドメインで取得するなら「https://株式会社つくる.jp」などでしょうか。
日本語ドメインや日本語を含むURLはSEO上優位なのか
一時期はSEO効果があるんではないかなど噂されましたが実際はどうなのでしょうか。
結論は、SEOへの影響はまったくありません。よくもわるくもならないということです。
Googleのウェブマスター向け動画のなかでのジョン氏が「英語以外の言語をURLに含んでいても問題ない」と明言しています。
日本語ドメインや日本語を含むURLをおすすめしない理由
わたしが日本語URLをおすすめしない理由は2つあります。
SNSなどでURLをシェアした場合などにエンコードされる場合がある
SNSでシェアした場合などに、日本語部分がエンコードされることがあります。
例えば、Facebookで「https://株式会社つくる.jp」というURLをシェアすると「https://xn--y8jyb2gr71ktxqupmq82a.jp/」というように、日本語部分が英数字・ハイフン・%などで構成されるURLに自動変換されてしまいます。
そして変換されたURLはほとんどの場合、かなりの文字数がありわかりづらく、このようなエンコード自体を知らないユーザーにとっては怪しいサイトのURLかも知れないという誤解を与えてしまう可能性も考えられます。
日本語ファイルの場合には、サーバー移管などで問題がおこる場合がある
メディアなどにアップロードする画像が日本語を含んだファイルの場合、WP Multibyte Patchがインストールされていないと日本語URLのままアップロードされます。
通常は、そのまま日本語ファイルの含んだURLでアクセスできるのですが、サーバー移管などをおこなうと条件次第では、移管後に接続ができなくなるケースがあります。
その場合の原因は文字エンコードなのですが、このように日本語の場合、文字エンコードが「Shift-JIS」と「UTF-8」がシステムによって異なるの、トラブルの原因になることがあります。
サーバー移管時のトラブル解決法は別記事で解説しております。