Googleが開発した画像の次世代フォーマット[WebP]とは
SEO対策の有効な対策のひとつに「ページの表示速度」の向上があります。Googleは、ページの表示速度を定量評価できるPage Speed Insightsを提供しており、改善できる項目欄で「次世代フォーマットでの画像の配信」という項目を示しています。
Googleが推奨している次世代フォーマットは
- JPEG 2000
- JPEG XR
- WebP
の3つがありますが、まだまだ対応ブラウザが少ない状態です。
その中でもWebPについてはモダンブラウザの8割程度で対応されるようになってきたためWebPの導入が加速してきました。
この記事では、WebPについて理解を深めていただけるように書いていきます。
WebPとは
WebP(ウェッピー)は、米Googleが開発しているWeb時代のための次世代静止画フォーマットで、拡張子は[.webp]になります。
Web時代というだけあって、最大の特徴は圧縮効率の高さです。
- JPEGで25-34%
- PNGで28%
もの容量削減が期待できます。
さらに、PNGのようなアルファチャネル(透過)や、GIFのようなアニメーションも可能です。
サポートブラウザ
実は、2010年にオープンフォーマットととしてリリースされていますが、ブラウザ各社の思惑でなかなか浸透が進みませんでした。
現在は、safariを除くモダンブラウザで対応できるようにまでなりました。
コーディング方法
<img>
タグにWebP画像を設定することはできますが、未対応ブラウザで画像が表示されなくなってしまいますので、未対応ブラウザではJPEGやPNGなどのフォーマットの代替画像を表示できるようにコーディングする必要があります。<picture>
タグを使うことで、ユーザーエージェント判定により対応ブラウザにはWebP画像、未対応ブラウザにはWebP以外を表示というようにコーディングできます。
<picture>
<source type="image/webp" srcset="*****.webp" />
<img src="*****.png" width="480" height="480" alt="サンプル画像" />
</picture>
WebP画像の制作方法
Googleが提供しているWebサービスsquooshが、ドラッグアンドドロップで簡単に変換できておすすめです。