ランディングページを分析する
目次
ランディングページとは
ランディングページとは、ユーザーがWebサイトに訪問してきたときに最初に訪問したページのことです。
「ランディング(Landing)」は直訳すると、「(航空機の)着陸」「(船舶の)着岸」「(軍事作戦での敵地への)上陸」という意味を持ち、Webサイトにおいては、ユーザーが最初に訪問したページという意味としてもわかりやすいと思います。
ランディングページでは直帰率が重要
ランディングページは、ユーザーが最初に訪れるページですから、Webサイトの「顔」とも言えるわけです。Webサイトの第一印象は、ほとんどランディングページで決まってしまうと言っても過言ではありません。
そして、このランディングページをユーザーが気に入ってくれれば、他のページを見てくれたり、そこから商品購入やお問い合わせなどのコンバージョンに繋がることも十分に考えられます。
しかし、ユーザーがランディングページを見ただけで離脱してしまうというのは、リアルな飲食店で例えると、席についたのにメニューの1ページ目を見た直後に、何も注文せずに退店してしまうようなものです。
このように、ランディングページを見ただけで離脱してしまうユーザーの割合を直帰率といいます。
[ランディングページ]レポートの確認方法
Googleアナリティクスにアクセスして、メニューから[行動]をクリックします。表示された項目の[サイトコンテンツ]をクリックして[ランディングページ]をクリックします。
[ランディングページ]を開くとデフォルトでは[サマリー]が選択されていますので[レポート期間]を任意の期間で設定します。
設定した[レポート期間]におけるセッション数の多い順で、ランディングページが表示されています。
ページごとに[セッション][新規セッション率][新規ユーザー][直帰率][ページ/セッション][平均セッション時間][コンバージョン]が確認できます。
[ランディングページ]に[/]と表示されることがありますが、これはサイトのトップページを表しています。
改善すべきランディングページの見分け方
もちろんすべてのランディングページを改善するのがベストではあるわけですが、改善するためにはリソースが必要です。ですから、優先順位を決めて優先順位の高いものから改善していくことがWebサイト全体の理にかないます。
では、どのように優先順位を決めればよいかと言うと、以下の2点で決められます。
- 改善の効果が大きい(セッションが多い)ページ
- 直帰率が高いページ
改善の効果が大きい(セッションが多い)ページ
改善の効果が大きいページとは、具体的にはセッション数の多いページのことです。
経済学の用語では「パレートの法則」と言われますが、一般的なWebサイトは、全体の20%のページで80%のアクセスを集めています。
セッションの少ないページを改善させるよりも、セッションの多いページを改善させるほうが圧倒的に効率的です。
直帰率が高いページ
直帰率が高いページというのは、ユーザーの検索ニーズに対する期待に応えることができていないページということになります。
期待に応えることができていない理由は、ケースバイケースでいろいろな理由が考えられます。
- 検索ニーズとコンテンツにギャップがある
- コンテンツが網羅的でない
- コンテンツの分かりにくい