アウトラインを作れば記事執筆の8割は終わっているようなもの
なにを書くかが決まったら早速記事を書いていくわけですが、仮タイトルのみ決まっている状態でいきなり本文から書き始めると、同じことを何度も繰り返し書いてしまったり、途中で脱線してしまったり、ストーリーがあっちいったりこっちいったりとしてしまい、出来上がった文章が読みづらくなってしまいがちです。
この記事では、アウトラインを使ってわかりやすく記事を書く方法を解説します。
目次
記事はアウトラインから作れば2倍速以上
私自身、記事を書く時に、アウトラインを作るようになってからは記事を書き上げるための時間は倍以上に短縮できるようになりました。
さらに、以前の記事に比べ読みやすくもなっています。
仮タイトルだけが設定された状態で書くのに比べ、質も量もレベルアップできるようになります。
アウトラインとは
アウトラインとは、記事全体をいくつかのパーツに分けて、見出しをつけていく作業のことです。アウトラインをつけない文章はフラットな文章とも言います。
フラットな文章の問題点
フラットな文章は、見出しのない文章のことを言います。
見出しがない状態でいきなり本文から書き始めると、同じことを何度も繰り返し書いてしまったり、途中で脱線してしまったり、ストーリーがあっちいったりこっちいったりとしてしまい、仮タイトルとは違う記事になってしまうこともあります。
書き上げた記事が読みづらいだけではなく、執筆中も頭の中でうまく整理ができずに書き上げるまでの時間が長くかかってしまいます。
確実に目標を達成させるための方法と同じ
3年後にこうなりたいという目標があるときに、3年後の目標だけが設定してある状態だと、今の状態との間に乖離がありすぎて、今何をするべきかというのが見えづらくなります。
例えば、「3年後にTOEIC800点」という目標を立てたとします。
今、TOEICが500点だったときに、ただ闇雲に3年後の800点を目指すのではなく、3年で300点アップさせればいいわけだから、1年で100点アップを目指すという細分化した目標設定ができるようになります。
さらに細分化して、半年後は50点アップを目指すというようにできます。
そうすると、半年後に50点アップを達成するためにしなければいけないことが明確になってくるわけです。
このように目標設定はどんどん細分化させることで、3年後の目標を達成するために今日は何をすべきかということが明確化でき、小さな目標達成を繰り返していけば、3年後に大きな目標が達成できるようになるわけです。
- 1年…100点アップ
- 半年…50点アップのために単語を600語彙覚えよう
- 1ヶ月…英単語を100語彙覚えよう
- 1日…英単語を3〜4語彙覚えよう
アウトラインの作り方
大見出しを作る
まずはじめにやる事は、仮タイトルが決まったら、大見出しを使っていく作業です。
仮タイトルをもとにして、記事をいくつかのパートに分割します。パートへの分割方法は、代表的なものに「起承転結」などがあります。
ウェブの記事は、結論を先に書くのがユーザー満足度もあがりますので「結起承転結」のような組み合わせがおすすめです。
この記事を書く時のアウトラインを具体的に紹介すると、まず仮タイトルは「文章はアウトラインから作ると効率的」でした。
その仮タイトルに対して当初作った大見出しは以下のようなものです。
- アウトラインを作って文章執筆の効率アップ
- 記事の執筆に時間がかかりすぎるのは悩みのかたへ
- アウトラインの作り方
- まとめ
中見出しを作る
中見出しを作るときも、大見出しをする時と同様に、大見出しをさらにいくつかのパートに分けて、その仮タイトルを作っていきます。
本文を箇条書きで書き出す
中見出しまで出来上がったら、本文を書いていくわけですが、いきなり文章を書いていかずに、まずは書きたいことを箇条書きで書き出します。
アウトラインが出来上がったら一気に書く
アウトラインが出来上がって箇条書きの素材が出来上がったら一気に書き上げます。ここまでの作業がしっかりと出来ていれば、1000文字程の文章量であれば10分もあれば書き上げられます。
この時に大事なのは、完璧なものを目指さないことです。
後から推敲することを前提に、とにかく最後まで一気に書ききることがポイントです。
書きながら「この言い回しはあってたかな」とか「ここのエビデンスはもうちょっと確認したいな」など思うこともでてきますが、とにかく素材を集めて一度書き始めたのなら最後までまずは書ききってしまいましょう。
推敲とは
詩文を作るとき、最適の字句や表現を求めて考え練り上げること。
推敲のコツ
一気に書き上げた文章は、「てにをは」がおかしかったり論理が破綻しているところなどがきっとでてきます。これは、一気に書き上げているから当たり前です。
それらを読者にとってわかりやすく読みやすい文章に整えていく作業「推敲」にはいっていきます。
文章は寝かせてから推敲する
推敲をおこなうときの最も重要なことは、書き上げてすぐに推敲をはじめないことです。つまり、文章を寝かせるのです。できれば、翌日以降におこなうのがベストです。
文章を書いている時はついつい熱がはいってしまってあつくなりがちです。
翌日に、前日書いた文章を読んで恥ずかしくなってしまったという経験は、どんな人でも一度や二度は経験したことがあるのではないでしょうか。
この熱くなって書いた文章というのは、独りよがりな文章になりがちです。
だからこそ、文章を寝かせることで、客観的な視点で自分の書いた記事を読むことができるようになるのです。
正しい日本語や言い回しよりも大切なことは「読みやすさ」と「わかりやすさ」
寝かせた文章をいざ推敲していくときに、最も大切なことは「読みやすさ」と「わかりやすさ」です。
正しい日本語で書けているのかや、この言い回しはこのシーンで使っても合っているのだろうかなどに、書き手の関心は行きがちですが、そんなことよりも読者にとっての「読みやすさ」と「わかりやすさ」のほうが圧倒的に大切なのです。
アウトラインから作って質も量も加速させよう
記事を書く時には、いきなり本文を書き始めるのではなく、アウトラインから作るようにします。
そうすることで、記事を書く時間は倍以上早くなり、そして書き上がった文章も読みやすくなります。
つまり、質と量ともによくなるわけです。やらない理由がありません。